人の意識を表す3つのカテゴリー マインドフルネス Vol.9
スタンフォード大学Continuing Educationのインプロとマインドフルネスを掛け合わせた”Playful Mindness”オンラインクラスを約三ヶ月にわたって受講しました。
そこで学んだことを、このブログで12回に分けてお伝えしています。
人生はコントロールできるのか?
この回では主に、”Shared control with life”についてインプロやアクティビティを通して学びました。
人生を思い通りにコントロール出来たら良いのになと思ったことはありませんか?
行きたい学校、叶えたい夢、受かりたいオーディションや試験、人間関係、体重、見た目、欲しい物、恋人、お金…
私たちは、沢山の
“こうだったら良いのにな”
に溢れている、と講師のTed先生から冒頭にお話がありました。
では、
“自分の人生はコントロール出来るのか?”
“答えはNoです。”
はっきりとした答えにドキッとしてしまいます。
“ただ、コントロールは出来なくとも人生をもっと華やかに、そして行きたい方向に近付けるトリックはあります。今日はそれをアクティビティを通して学びましょう。”
人生を華やかにするトリック
今日は、そのトリックが良く分かる、インプロアクティビティを紹介します。
とてもシンプルなアクティビティです。
二人ペアになり、交互に単語を繋いで文章にして”お話紡ぎ”をしていきます。
まずはお題を決めましょう。何でも良いのですが、このクラスでは、
“サマーキャンプに行った子供達が親に内緒で出した手紙”
というお題に決まりました。
例えば、
A “お父さん” B “お母さん”
A “へ” B “お願い”
A “が” B “あります”
A “おやつ” B “を”
A “内緒” B “で”
A “送って” B “下さい”
A “実は” B “….”
という様に交互に一語一語を紡いでいって、一つの手紙を完成させていきます。
頭の中でこういう流れにしようと思って発した単語も、相手によって全く違う方向に持っていかれたり、相手から突拍子もない単語が出て来て戸惑うこともあります。
あるいは、それ欲しかった〜!という単語がパスされて嬉しくなることも。
Ted先生曰く、人生を華やかにするトリックは
“Stay open to whom and what life is bringing you”
人は皆一人では生きていません。人生にはあらゆる人や物事が関わっていきます。
ハプニング、物、助言、考え方、自分がプランしていない事でも受け入れるスペースを持っていること。それが大事です。
その中で自分なりのコンパスを持って、人生の行きたい方向を大きな視点で捉えて進んでいくことが大切だ、とお話がありました。
いかがだったでしょうか?
私自身も、全てをコントロールしようとして辛くなった時期がありました。
自分に厳しくすることも大切ですが、スペースを持つこと、人生はコントロール出来なくて当たり前だ、と言うことを心の中に入れておくと前よりも楽しく毎日が過ごせるかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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