FOR ME NY

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FOR ME 私のために。馬場久美子氏との対談

posted date / 2020.10.29

馬場久美子氏(画像左上)、甲斐万里子(同右上)、坪田京子(同下)との対談中の一コマ

2020年9月より定期開催してまいりました弊社主催のオンライン企画「NY発 女性限定Zoomワーク型コミュニティ空間 FOR ME 私のために。」ワークショップの後半(第二部)には、国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチの馬場久美子氏を講師にお招きしています。

本ワークショップも、次回がいよいよ最終回。今回は、2020年10月27日にFecebookでライブ配信した馬場氏とFMNYの甲斐万里子・坪田京子との対談の模様をお届けします。なお、対談の模様は馬場氏のFacebookページ(外部サイト)でもオンデマンド配信されております。

FOR ME NY流のアイスブレイクで

FOR ME NYのワークショップは、いつも「アイスブレイク」で始まります。

氷を溶かすように、参加者の人たちの緊張した心をほぐすアイスブレイクは、オンライン開催のワークショップでも大きな効果を発揮します。テレビ会議を使って実施した今回の対談も、アイスブレイクで始まりました。音楽に合わせて身体を動かしながら「子供の頃の自分」について伝え合います。

 

京子:京子です。子供の頃は元気な子でした。
久美子:久美子です。子供の頃は繊細な子でした。
万里子:万里子です。子供の頃は内弁慶でした。

 

久美子:このアイスブレイクについての補足があれば教えてください。

 

万里子:氷のように固まった心をほぐす方法の一つであるインプロのアイスブレイクには、1000-2000種類のゲームがあります。舞台や映画撮影の前にも使って早く打ち解けてお互いを理解し合うために行います。私たちのワークショップでも必ず行います。

久美子:あっというまにアイスが溶けてメガネが曇るぐらいホットな気持ちになりました。(笑)なんかね、言葉だけでお互い打ち解けようとするとすごく時間がかかるけれど、ムーブメントや動きとか、内側から思わず出てくるような声を音楽と共にのせて行うことであっという間に関係がワークすることを感じています

FOR ME NYを立ち上げたきっかけ

久美子:どうしてFOR ME NYを立ち上げたのでしょうか?

 

万里子:FOR ME NYの会社のミッションは表現芸術で価値観を変えていく、ということにあります。それというのも、22、23才まで摂食障害を患っていて何が原因かわからなかったり、京子ちゃんも中学生の頃に自律神経失調症などを患って育ってきました。
NYにきてインプロの授業で「セーフ・スペース、ノー・ジャッジメント」という空間に出会って、「なんじゃそりゃ!」と思いました。同時に、なんて心地のいい空間なんだろうと思いました。この空間を日本にも持っていって、ジャッジをされず、びのびでときる空間を作りたい、この空間があれば私たちのように悩んでいる子の少しでも助けになるんじゃないか、という思いでFOR ME NYを立ち上げました。

音楽の力でつながる心と心

久美子:2回終えて今週末の土曜日が最終回のワークショップですが、どうでしたか?

 

万里子:2回やってすごいやわらかくて優しい空間で、「ノージャッジメント・セーフスペース」の空間がしっかり作れた、という自信になりました。3回目を前に、楽しみと寂しさとこれから発展していきたいなという気持ちです一言で言うと自分たちが作りたい空間ができたという自信になりました。

 

京子:心に残っているのは1時間目のソング・ライティングで初めて合う人同士が笑いあり、心のコネクションがつながる感覚、オンライン上なのにも関わらず、一緒の部屋にいても得られない心のサポートの空間を作れたことがとても嬉しい。

 

久美子:ソングライティングと言うのが衝撃的で。1つのテーマで自分の中からどんな言葉が出てくるのか、ティム先生に引き出してもらって、浮かび上がってきたなと思ったら、突然、軽やかに「じゃぁそれ歌ってみて」と言われて。「どうやって!?」と思うけど、「どうやってもいいんだよ」と本当に軽やかに言ってくださって。「本当にいいのかな!?」とおそるおそる自分の思いを歌にしていたけど、回を重ねる度にそれを楽しめる自分になって。なんか自分にとってのトランジションだなと。


「歌や踊りはプロ以外やってはいけない。上手じゃないと人に披露しちゃいけない。」とジャッジしていたけれど、そんなことはないんだな、と。私の内側から出てくる言葉やリズムというものは私だけのものでそれをみんなに聞いてもらうとみんながそれを共鳴するんだよね。一緒に響いてくれているとわかるし、他の人の歌を聞いていると、自分の心がブルブルと響くのがわかる。それにすごく驚きと可能性を感じたというのがある。


私は12年間コーチングというのをやってきたんだけど、今回、音楽療法と表現芸術とコラボしてやって言葉にならないものをお互い表現することの圧倒的なパワーというものを気づいた。この人数でコーチングをやってたら6時間とかかかる所を、2時間でピョーンといってしまう。そういう力を感じた。
音楽の力でみんなの心、お互いの境界線が溶けて行く、というのが前半戦にあって、その後、一緒に一つのテーマに対して語り合うと、こんなにも深く一緒に潜っていけるんだと、このアプローチが大好きになりました。

セルフケアの時間

万里子:参加してくださった方からのアンケートで、くみちゃんの言葉の紡ぎ方や、柔らく迎えてくれるオーラが本当に優しい、という感想を目にして涙することが多くあって。ティム先生が前半でみんなの心をほどいてくださって、後半にくみちゃんのワークをやると、温泉につかっているような気持ちで、自分のうちからわき出る気持ちと向き合うことができる。自分をセルフケアする時間をくみちゃんがリードしてくださって、本当に感謝しています。

 

久美子:今回は女性たちのセルフケアというテーマだったけれど、どうだった?

 

万里子:参加された60代の方から聞いた事後談を紹介しますね。グループワークの中で、その方の同世代の方が「なんでもチャレンジするようにしているのよ」とお話しされていたそうなんですね。「私はどうかしら」と振り返った時にジャッジされるのが怖くて避けていたことがあることに気づいたそうなんですね。それで「よし!私ピアス開けよう!」と思って、次の日にピアスを開けた、という連絡をいただいて。小さいステップ・きっかけだけれど、それが大きな転機になることってすごいあって。自分のなかで蓋をしていることって実はすごいたくさんあって、でもそれが大きな道へのドアだったりするので。参加している皆さんがお互いに共鳴しあっているんだなということも、よくわかりました。

 

久美子:セルフケアというとマイナスから0に行くようなイメージだけれど、実はそうでもなくて、0を突き抜けて異次元に行くような感じ
さっきのストーリーの続きで、60代の方と20代の方がペアワークをされたときに、20代の方に「なんでも好きなことやったらいいわよ」ってアドバイスをしてた自分の声が自分に返ってきて、「あれ?自分て好きなことやってたっけ?」って思ったっていう風にもおっしゃっていて。すごい素敵なエピソードだなと。年齢が上の方が下の方にアドバイスするってありがちだけど、アドバイスしている側が自分を振り返るっていうのは、安全なスペースだからこそできるのかなと思った。

 

京子:私の好きなエピソードは、それも20代と60代の方のエピソードなんですが、20代の方が言った一言で、60代の方が「あ!そうか!」と気づき、その気づきを見ていた20代の方が「自分の一言でこんなにも人に気づきや影響を与えられるんだ」と感動されて。「お互いに話していくことを通じて、気づきをあたえ合って成長できる空間が嬉しい」と話してくれました。

 

久美子:あっという間に、30分になってしまいました。今週末は日本時間の10:00-12:15の開催です。最終回ですが3回目からのご参加も大歓迎です。ハロウィンの日なので、よければやりたい仮装をして、なりたい自分になって是非いらしてください。

 

万里子・京子:今日はありがとうございました。

第3回ワークショップのご案内

第三回目はハロウィンの日🎃👻!お申し込みはこちら

仮装してのご参加大歓迎です🌟第三回目は「セルフコンパッション・シリーズ」のまとめとして、ティム先生の感情のセルフケアワークショップと馬場久美子氏による、自分だけの未来予想図を描くワークショップです。

【 馬場久美子氏について 】

国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ「グローバルリーダーのための『トランジション・マネジメント』」著者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、大手求人広告会社へ入社。主にIT企業を対象に、キャリア採用を通じた企業成長を支援する。その後、コーチ・エィに移り、エグゼクティブ・コーチとして活躍。香港に駐在し、拠店長を務めるなど、自らもグローバルリーダーとしての経験を積む。2019年4月より独立。「いのちをつなぐ対話をしよう」をテーマに、トランジション期に向かう人々のプロセスを支援する。