自分の感情を表現できるようになるために 演劇療法を使った“感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズ 第一回
こんにちは!
FOR ME NYのMarikoです。
先日参加したNY州認可の演劇療法研修免許状取得のための研修で学んだ、
”感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズについて二回にわたってシェアをしようと思います。
第一回は感情ボキャブラリーとは?や、感情を表す単語を知る必要性についてご紹介し、
第二回では具体的に演劇療法を使った“感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズをご紹介します。
感情ボキャブラリーとは/“ストレス”って何?
皆さんは、感情を表す単語をいくつご存知ですか?
悲しい、嬉しい、楽しい、悔しい、幸せ・・・
そして今ご自身が抱えている感情を明確に言葉で表現できますか?
私は日本で10歳の頃に、親や学校、習い事からのプレッシャーから突発性難聴になったことがありました。
朝起きたら片耳が聞こえないので、それはびっくりしました。
病院で診察を受けた後に院長先生と二人きりにされ、手を握られながら
“ストレスはありますか?”
と聞かれました。
“ストレスって何ですか?”
と聞き返したのを覚えています。
10歳の私には”ストレス”という言葉が一体何を表しているのか分からなかったからです。
院長先生が色々と説明してくれましたがどれもピンと来ず、結局何かわからないまま薬を出され病院を後にしたのを覚えています。
その頃は、心に何か抱える重いものが確かにありましたが、説明の仕方がわからず、また親を困惑させることも嫌だったのでそのまま抱えることにしました。
感情を表す単語を知る必要性
私たちが演劇療法の研修免許状を取得したNY州認可の演劇療法団体では、主にNY市立の小学校や中学校で演劇療法のプログラムを提供しています。
幼い頃の私と同様に、演劇療法を受けたことがない生徒は、自身が抱える心の問題を提起する方法、表現する術を知らず、幻想を見たり、問題を行動を起こしたり、時には体調不良として体にサインが現れるようです。
例えば、
喋らなくなる、暴れる、爪を噛む、心配しすぎる、わざと注目を集める行動をとる、過呼吸、パニック、自傷行為・・・など。
自分の感情を知り、そしてそれを表現するためには、まずそれを表す単語/ボキャブラリーを知ることが大切です。
まるで英単語を覚えるように学ぶ必要があります。
和英辞書で、“悔しいって英語でなんていうんだろう?”と調べるのと同じように、
“このモヤっとしていて、涙が出そうな感情ってなんていうんだろう?” とそれを表す単語を勉強します。
単語を覚えたら、それをどうマネージメントしていくのかというステップに入ります。
感情を表す単語っていくつあるの?
これは英語の感情ボキャブラリーチャートです。
皆さんはいくつ知っていますか?
私はアメリカ生活をする上で毎日英語を話していますが、恥ずかしながら知らない単語がたくさんありました。
来週月曜日にアップする第二回目の記事では、学校や職場、また家庭でも実践できる演劇療法を使った“感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズを具体的にご紹介します。
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Mariko
FOR ME NYは、表現芸術を活用した体験型プログラムを提供する、教育コンサルティング企業です。
個性に合わせた、これまでとは全く違う、学びの機会を提供いたします。
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