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Happy Pride! “What should I call you?”
“なんてお呼びしたら良いですか?”

posted date / 2019.6.30

こんにちは! FOR ME NYのMarikoです。

NYではこの時期になると

“Happy Pride!” “Happy Pride!”

と地下鉄や街中で知らない人同士が声を掛け合っている様子をたくさん見かけます。

NYの街はレインボーカラーで溢れています。

 

今日は1970年にニューヨークで始まったプライドパレードの当日でした。

プライドとは、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング)
の文化を讃えるイベントです。

なんと今年はプライドパレードの50周年!すごい人で溢れかえっています。

 

私も去年、全米映画労働組合の会員として、俳優さんたちとパレードに参加しました。

プライドパレードについてはネットで検索すればたくさん出てくると思うのですが、

プライドに関連する、

“What is your pronouns?”
“あなたの代名詞は何ですか?”

と言う質問はご存知ですか?

去年、シンシア・ニクソン出演のブロードウェイコンサートイベントにコーラスとして出演した際に、

私だけこの質問の意味がわからず、恥ずかしい思いをした時がありました。

それを今日は紹介しようと思います。

 

リハーサルの日、自己紹介で

“名前と、出身国、そして代名詞を一人一人紹介してください”

と言われました。

私の順番は3番目。頭が混乱します。“代名詞?!”

前の2人が代名詞について、“Ze, hir, hirs” “Ze zir zirs”とまるで暗号のように答えています。

私の番になり、

“すみません。本当に何の質問か分かりません・・・” と答えました。

ディレクターは呆れた顔で、

“あなたはきっとShe, her, hersね。ハイ次”

と言いました。

この質問は実は、

あなたのジェンダー、セクシャリティは何ですかという遠回しの質問だったのです。

“What should I call you?” “なんとお呼びしたら良いですか?”

と聞くこともあるそうです。

LGBTQの方はSheでもHeでもない。

それぞれ新しい代名詞が出来ているのです。

文法表まであり、今の代名詞は英語の教科書で習ったShe, her, hers He, him, hisだけでは無いんですね。

個性を認める、尊重する、サポートする。

〜君、〜ちゃん、と言う男女を決めつけた呼び方も人によっては心地よくないかもしれませんね。

 

初対面で

“What should I call you?”
“なんてお呼びしたら良いですか?”

と聞くのは誰も傷つきませんし、決めつけた呼び方で不快にさせることも無くなる。素敵な事かもしれません。

今日はニューヨークのプライドパレードに関連した記事を書きました。

この記事がきっかけで少しでも多くの日本の方がLGBTQについて考える機会が増えることを願っています。

 

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