インプロとは

インプロ=インプロビゼーション=即興演劇 について 


大学卒業後、甲斐はニューヨークへ、そして坪田はボストンへと、それぞれの道を研鑽するために海を渡りました。そこで出会ったのは、欧米の演劇メソッドで育った俳優たちの非常に高い能力。特に、コミュニケーション能力、場面に応じて臨機応変に対応をきかせられるアドリブの能力、そして現実を新たに切り拓いていく創造力の豊かさは、私達を驚かせました。

米国のメソッドで育った俳優たちのこうした能力は、「インプロ/インプロビゼーション(即興演劇)」と呼ばれる領域の技術で養われました。

「インプロ」では、すべてが自由です。定められた台本も筋書きもなく、すべて俳優たちの裁量に任せられています。

未知の状況の中で湧き上がる自己と他者の感情・思考を肯定し、互いのキャッチボールを通じてアイディアを膨らませ、ひとつのゴールを創っていくまでのプロセスが、「インプロ」には欠かせない要素であり、このプロセスこそが俳優たちの高い能力を養っていくのです。

こうした「インプロ」の技術は、ビジネスシーンにおいても有効という研究結果が出ており、スターバックスやMICROSOFT、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学などをはじめ、米国では数多くの教育機関や企業がプログラムを導入しています。